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備前×志野・・・藤原敬介展開催中!

2013.04.27
今週の画廊・・・どっしりと構えているこんな素敵な作品も・・・

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備前を代表する藤原敬介先生の「備前耳付壺」です。人間国宝、藤原啓先生のご次男としてお生まれの先生・・・意外にも学生時代は洋画を勉強され、賞をとられたこともあったんだとかでも、お父様に「絵では食べていけない・・・やきものならなんとかなる!」とお父様のもとに呼び戻されたんだとか小さい時からずっと、備前の地でお父様の下で修業をされていた先生・・・なんとかお父様のもとから離れたい一心で、それなら美濃で修業をさせてくれ・・・と、多治見陶磁器試験場で、今度は勉強されます。そこで、備前とは違う柔らかさ、あたたかさを感じられたと先生・・・備前に戻ると、自分の中に流れる備前の血と美濃の魅力を体感してしまった血の葛藤が・・・!サヤに入れて、直接炎をあてずに焼く志野それに対して、炎をあてて焼く備前そんな時に、志野のサヤがやぶけて火があたってる陶片を目にし、灰をかぶった志野というものに、ご自身を映し出そうと・・・生まれてきたのが、先生の独自のスタイル・・・「備前志野」

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こちらが「備前志野扁壺」・・・鉄分を多く含む田んぼの土を使う備前と、鉄分を省いた山の土を使う志野・・・これを合体させるので非常に難しいんだそうです志野に3割ほどの備前をまぜた土を使い、3回の焼成を経て生まれた作品です!灰のかかりの弱いところほど赤く焼きあがるんだそう!

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こちらは土と炎の戦いが感じられる「備前窯変四方花入」・・・モダンな佇まいの作品です!備前の土は30年ほど寝かしておくのに対して、志野は先生の感覚では7年、長くても10年寝かしておくのが良いのだそう。備前の土は指紋まで残るような感じなんだそうです。

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そして、窯焚きも備前は岡山の裸祭りのごとく、13時間かけて一気に激しくやり、終わったら、お酒を飲んで寝る感じなのに対して、志野は2回窯焚きをして、最後に追い焚きをする、いつ始まって、いつ終わったかわからないような感じなんだそう!「備前を男とすると、志野は女性的・・・ま、最近の女性とはだいぶ違うけど!」と先生こちらが「志野茶碗」・・・先生、お茶は3歳の時からされているんだそう!「相手のことを大事に思ってもてなすのがお茶・・・最近のお茶はちょっと違うみたいだけど・・・」とおっしゃいます。ちょっと心の弱い方をお迎えする時は、おおぶりのお茶碗に、お花も豪快にいけ、掛け軸にも線の強いものを選ぶ・・・相手のことを思いながら準備をするのが先生流!優しい表情でお話くださいました!

やきものに関してはとても厳しかった藤原啓先生・・・生傷も絶えなかったそうですでも、やきもの以外のことに関してはとても優しいお父様だったんだそう・・・さりげなく援助の手を常にさしのべてくださったんだとか・・・そして今は「背中の傷も大事な財産」と、先生おっしゃいます。

なにか、深〜い懐に包まれたような感覚になる、藤原敬介展・・・ぜひ、お立ち寄りください

 藤原敬介展
2013年
4月24日(水)〜30日(火)
最終日は午後4時閉場。

<略歴>
1939年 岡山県備前市、藤原啓(人間国宝)の次男として生まれる
1964年 岐阜県多治見陶磁器試験場卒業
1965年 岡山市北区田益桃の里に、桃の里窯を築窯
1977年 日本工芸会正会員になる
1978年 金重陶陽賞
1979年 岡山県文化奨励賞受賞
2009年 福武文化賞

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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
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