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備前といえば・・・藤原和作陶展開催中!

2013.10.10
台風での幕開けとなった今週の大阪・・・もちろん、画廊でも芸術の嵐が吹き荒れております今週の画廊では、備前より藤原和先生の作陶展を開催しております!

備前でも最近はコンテンポラリーな作品を作っている作家も多いけど、うちはそういうものをやる家ではない・・・とはっきりおっしゃる奥様。昔からの備前の良さを継承するためにも、こだわるのは土と形・・・備前の土は細工ができない、釉薬を使わない。それでも、表情がでる。最近では山の土をまぜる作家さんもいらっしゃいますが、和先生はあくまでも、手作業で土から石を取り除き、3年ぐらい寝かせ、田んぼの下の方の層のバクテリアなどの働きを生かした、備前ならではのキメ細やかな土にこだわっていらっしゃいます。そして、そもそもの生活用の器としての壷や甕といった形も大切にしていきたい要素だそうですこちらは「耳付水指」

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華美なものが珍重がられた江戸時代には一度すたれた備前焼・・・桃山のわびさびの美感覚にスポットをあて、昭和に再ブレイクさせたのが、おじい様の啓先生、そして海外へもその魅力を広めたのがお父様の雄先生・・・でも、今この時代に備前の美に注目を集めることに難しさを感じている、と奥様は率直におっしゃいます。でも、本当は備前の器・・・洋食でも和食でも、何を盛り付けても絵になるし、花器は洋花でも和花でも、引き立て役に徹する、まさに「用の美」のやきもの・・・と、実感をこめておっしゃいます!そういったことを伝えること、備前のプロドューサー的役割も大きく担っている、この家がなくなっても、備前が残ればとおっしゃる奥様の表情には備前への献身的な愛を感じてしまいます!奥様のおっしゃる通り、普段のテーブルを素敵に演出してくれそうな器たち・・・


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こちらは、その名も「ブータンマグ」

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ブータンが今のように話題となるずっと前に行かれた時に、手に入れられた仏教の模様の木版をおしあてて作ったもの!

人間国宝の祖父に父、和先生は陶芸家という職に迷いを感じることはなかったのかを伺うと、「迷う暇はなかったと思う」と奥様・・・そして、3代というのが良いバランスだったとのこと。父と子という間柄では難しかったことも、孫の存在によってうまくいったとのこと・・・おじい様に技術を学び、お父様においては秘書のようにずっと傍でお父様のご活躍を目にされていた和先生・・・画廊で奥様と横並びでお座りになって、今は奥様との二人三脚のようです

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湯のみやお茶碗など自分のものを決めて使うのは日本人特有のもの・・・そんな日本人ならではの暮らしぶりも大事にされている先生。お二人のお嬢様が小さい時も、樹脂素材の器ではなく、備前の器でお食事されていたんだそう・・・小さい時から、モノを大事に使う、日本人ならではの感覚を身に付けることを大切にされていたんだそう!土に炎・・・自然の産物と人の手の融合・・・日本人として大事にすべき暮らしぶりがみえてくる・・・そんな個展会場です!ぜひ、お立ち寄りください

藤原和 作陶展
2013年
10月9日(水)→15日(火)
最終日は午後4時閉場。

<略歴>
1958年 備前焼の人間国宝、藤原雄の長男として備前市穂浪に生まれる
1980年 明星大学修了後帰郷、同じく人間国宝だった祖父啓に師事し作陶を始める
1990年 初窯を焚き、翌1991年の岡山天満屋での初個展を皮切りに、日本橋高島屋など
     全国のデパートやギャラリー及び国内外での個展を今日まで毎年開催する傍ら、
     祖父や父の生前に行われた国内外での展覧会を行なう。現在、日本人の育くんで
     きた「文化」や「感性」、「情緒」や「縁」といった「日本の容」に対する思いを大切に
     藤原備前の継承者としての活動域をひろげている。

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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
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