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2016年の美の予感・・

2016.03.24
春になり、なんだか新しいことが始まりそうな予感にウキウキ、ドキドキ画廊でもまた、何かが生まれでてきそうな予感…この展覧会を心待ちにされている方も多いのでははいでしょうか美の予感2016 啓蟄が始まりました気鋭の若手工芸作家によるグループ展…第4弾となる今回はどんな作家が集まったのでしょうか

まずは浅野恵理子先生:ASANO Eriko

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板ガラスに切子の技法で削り、炉につるして熱でガラスが垂れてくるのを利用して作られている形…板ガラスの硬さと自在に動いたかのごとくのカーブのラインとのバランスがとても面白い作品です。ガラス制作の中では、炉につるすという技法は特別というわけではないそうですが、まさかその技法からこのような作品が生まれてくるとは…驚きです

それにしても…

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こんな立ち上がりまで…どこからどこまでが計算されていて、どこからどこまでが炉の炎の産物なのだろうか…

続いて、渡邊希先生:WATANABE Nozomi

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乾漆の技法を使って制作されており、パブリックスペースにも多く飾られている先生の作品…カットして透かした作品は女性ならではの感性を感じます。

同じ乾漆でも…

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こちらは石塚源太先生:ISHIZUKA Gentaによるもの…通常麻が使われる乾漆ですが、石塚先生が使われるのはレオタードのような伸び縮みする素材…その中に発泡スチロールの球を入れます。意外にも造形にはそんなにこだわっていらっしゃらなく、漆本来が持つ造形を大事に、自然に出てくる形をより大事に制作されています。作品の存在感とは裏腹な軽さにびっくり

そして、磁器の制作をされている高柳むつみ先生:TAKAYANAGI Mutsumi

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轆轤で成形したものに釉着という技法で、異なる形を重ねて制作されています。その入りこんだ形もさることながら、絵付けもまた圧巻見えないところにまで細かく絵付けが施されており、その労力はどんなものなんだろ…アラビアンな雰囲気があったり、花のようなラインが際立ったり…虫になって迷い込んだら、とても面白そうな冒険ができそうな作品です!京都市立芸術大学で轆轤と絵付けを習得された後、金沢で九谷の絵付けをさらに勉強されたとのこと…細かい絵付けも納得です!

かわって、ガラス作家、笹川健一先生:SASAKAWA Kenichi

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「ん?どこかで見たような?」…はい、以前ギャラリーNEXTで二人展で作品を展示させていただきました!吹きガラスで作ったものを割って、エナメルで接着させた作品です。吹きガラス制作をされるようになって、器を作るようになり、古いものを見るようになって、古いものを好きになったという先生の作品は、古代の遺跡の中から見つかったかのような雰囲気があります。復元したり、修復されたかのようなイメージの作品から、仏具やヨーロッパの祭壇を飾る装飾品の一部を切りとって、造形にした作品まで…ガラスという素材で先生の独特な世界が表現されています!

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次は田中知美先生:TANAKA Tomomi

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ちょっと気が遠くなりそうな作業…削っているのではなく、ひだを作って重ねていくことで作られている作品です具体的なモティーフではなく、日々の生活で感じる喜びや悲しみ、怒りを表現されているとのこと…「うーん、怒りの表現かぁ…」と自分の心の棘の数と作品のひだの数を数えてしまう美ギナーであります愛知教育大学の美術教育で中島晴美の刺激を受けた世代です。

かわって、青磁のシャープな作品は木野智史先生:KINO Satoshi

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轆轤で成形したものをカットしている作品…彫刻的でありながら極めて陶芸的に作られている作品です。カーブと角度をつけて焼成するため、わざわざそのモノ用の台を作られているとのことで、輪が多いとかなり手間がかかるそうです!

そして漆でも加飾をされている黒田沙知子先生:KURODA Sachiko

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装身具でありながら、オブジェとしても楽しめる作品です。使われている貝の種類は少ないのですが、色をつけることで、たくさんの貝が光に反射しているかのような雰囲気にセレクトされた作家のみが入れる金沢卯辰山工芸工房出身者というのも特筆すべき点です!

なんだか女性が多いのは気のせい?担当バイヤーに伺うと…「いやぁ、やっぱり女性は強いですよね…」とまさに時代の風を受けてのセレクションだったようです今、日本の工芸は海外からも熱い視線が注がれています。伝統的な技法、素材でありながら、新しい感性で生まれてくるもの…まさに日本の風土から啓蟄している作家8人…今後の日本の工芸を背負っていくであろう作家たちの作品、お見逃しなく!

美の予感 2016
 啓蟄
2016年
3月23日(水)→29日(火)
最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
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