TAKASHIMAYA BLOG大阪タカシマヤ

お待たせしました!!山田伸先生、初個展スタートしました♪♪

2016.12.14

皆さん、こんにちは。超美ギナーです。
今回は日本美術院特待として、関西を拠点に活躍される実力作家、山田伸先生の作品をご紹介させていただきます。



山田伸先生

今週の画廊は静謐且つ繊細優美といった気配を感じさせます・・
超美ギナーも今回の個展、首をなが~くしてお待ちしておりました。
では、早速作品をご紹介させていただきます。


タイトル 『春宵』 二曲屏風

こちらの作品は二曲屏風となっております。
実際の春の夜の二条城の空間を画面に表現されています。
桜は日本の象徴・・日本人にとって特別な花なので、ただ描いても面白くないし、本物の桜には勝てないと仰る先生・・・
夜に想いを重ねて、桜を見ていただけたらとも仰っています。
暗黒の空に浮かぶ三日月と桜・・桜の右下はただ単にライトアップするのではなく、私たちがそれぞれがの想いを桜に馳せて刹那的な気持ちを情景としています。



タイトル 『遠雷』 30号
こちらの作品は遠くで雷がなっている、近くで山鳥が見える・・遠くの音と近くに見える山鳥との距離感に想いを託せないかと考え、描かれています。
先生の作品は心象絵画が多く、「あぁ~、遠くで雷がなっているんだなぁ~。」という情感を作品の中から感じ取ってみてください。
そして、いずれも空間がステキと感じる美ビナー・・・その事を先生にお伝えすると先生は、「空間を中心に作風を考えています。画面の中に入っていく感じです。」とお答えいただき、納得する美ギナーです。



タイトル 『彩』 25号
こちらの作品は銀杏が紅葉していくその移ろいをスケッチされました。そのスケッチを元に「移ろいを一枚の画面に表現する中で時間の経過を画面の中に感じていただければ・・」とお話される先生です。

先生は38歳の頃、恩師である東京藝大の福井爽人先生の奨めで京都に居を移されました。
「先生、横浜から京都に引越しされるなんて不安はありませんでしたか?」と質問する美ギナーに「京都は盆地で標高が高いので絵になる風景が沢山あるので丁度良かったんです。」と飄々とお答えいただきました。(笑)



タイトル 『深閑』 30号
こちらの作品は鞍馬の奥の山間をモデルに描かれています。
季節は6月の梅雨時・・・山を白く覆う霧・・霧は形がないので見ていて飽きないと仰る先生です。
そして、霧と山の対比・・時には山が黒く見えたり、霧が晴れて空の色が見えたりモノトーンになったりとその繰り返しが面白いそうです。



タイトル 『不動』 二曲屏風

こちらの作品は大徳寺にある檜をモデルに描かれています。
1665年に大徳寺の仏殿が再建された際、一緒に植樹された檜です。樹齢350年の檜ですが、先生の中では老木ではなく、若々しい木をイメージされており、躍動感溢れる屏風にされています。
「何度も見に行っていますが、見る度に印象が違います。描き方が同じようにならない様、また描き方も変えられるように、そしてモチーフもかぶらないように楽しみながら描いています。」と笑顔でお話される先生です。



タイトル 『深秋』 30号

こちらの作品は栃木県の那須の山がモデルになっています。
紅葉の感じを色でまとめています。
空が黒なのは赤との対比・・そして、鮮やかさを出すために間に金色を挟んで、色で遊んでいます。
赤と黒、金は相性が良いと仰る先生・・確かに作品を見て深く頷く美ギナーです。



タイトル 『風韻』 軸

こちらの作品は鞍馬の途中にある藪をモデルに制作されています。
古典的な色使いに仕立て、淡雪をイメージして描かれています。

さらにズームアップすると・・・


白い淡雪は胡粉を使い、黒く描かれている笹は墨で描かれており、金泥が施されていたり、水銀を使うことで金に銀が混ざり、淡い金色を作り出しています。

静寂で凛とした佇まいを感じる山田先生の作品の数々・・・是非、画廊に足をお運びいただき、皆さんの眼で心で作品を感じてみてください。
皆さんのご来廊を心よりお待ちしております。

<略歴>
1960年 宮城県生まれ
1988年 東京藝術大学大学院美術研究科日本画専攻修士課程修了
1994年 安土城天守閣障壁画再現事業に参加
再興第79回院展奨励賞受賞
1996年 京都造形芸術大学専任講師に就任
2004~2006年 再興第89回~91回院展奨励賞受賞
2007年 第13回足立美術館賞
2013年 第68回春の院展奨励賞受賞(第70回・第71回)

現在 日本美術院特待 京都造形芸術大学美術工芸学科教授

山田伸 日本画展ー耀ー
2016年12月14日(水)→12月20日(火)
最終日は午後4時閉場
☆=====☆☆=====☆☆=====☆
大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
☆=====☆☆=====☆☆=====☆


ページトップへ