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GOTHIC WHITE 白の閃影 スタートしました!!

2018.07.25
皆さん、こんにちは~♪♪ 美ギナーです。

今週の画廊は『GOTHIC WHITE 白の閃影』と題し、「白」という色の深層に着目した小鉢公史先生、澤田志功先生、土屋仁応先生、松田重仁先生の4人の木彫家によるグループ展を開催しております。

一般に「白」は、清潔、平和、神聖といった陽のイメージをもたらす反面、妖気、神秘、狂気といったカウンターカルチャーを育む重要な色彩要素としての一面もあります。
今展では、4人の木彫家それぞれが、この陰と陽の両面と併せ持つ「白」を活かすべく創造力を喚起させ、無類の幻想世界へ観るものを誘います。

では、早速、作品をご紹介させていただきます。


小鉢公史先生


『象毛色の空』 H112×W35×D33cm 樟、椨、ボローニャ石膏、象牙、石、銀箔、貝殻、顔料

小鉢公史先生は、今展で大阪店初出品いただきました。
1961年長崎県生まれ。1987年多摩美術大学大学院美術研究科修了。個展を中心に発表されています。
今展では「命と愛」をテーマに木彫に石膏を塗布した首像、胸像を制作いただきました。


『Memory stone』 H35×W27.5×D17cm 樟、椨、ボローニャ石膏、象牙、石、銀箔、顔料

木彫りの上からボローニャ石膏を何層にも重ね、表面を削って綺麗に仕上げていらっしゃいます。



『蚕白石』 H44×W35×D22cm 樟、椨、ボローニャ石膏、象牙、石、銀箔、顔料

澤田志功先生


『妖狐』 H95×H60×40cm 樟、彩色、銀箔

澤田志功先生は、「光を放つ精霊」万物に宿り、根源をなしているとされる精霊を、擬獣化、あるいは擬人化した姿で表現されています。
今回の作品が装う白い色には「霊妙に発光するもの」という意味合いを持たせて作品を制作されました。


『golden  bell』 H27×W15×D15cm 樟、彩色、金箔

鼠が乗っているのは実は猫の"しゃれこうべ”で表彰台の上なのです・・・空高く見上げ、勝ち誇ったように見えるのは気のせいではありません・・・何故ならば、鼠が手にしているのは猫が首にしていた鈴だから・・・

目はくりぬきで白目、黒目がなく、表情がうかがえません。先生の20年来のこだわりで目の表情で伝えられない部分を作品全体で伝えるように考えて目をくりぬいて虚にしています。




『飄』 H59×W40×D30cm 樟、彩色、アルミニウム

飄(かまいたち)には目が4つ・・・前足には鋭い刃で周りを威嚇しているのでしょうか。


土屋仁応先生


『鹿』 H67×W45×D22cm 樟、ラブラドライト、彩色

土屋仁応先生は、古今東西で神の遣いや吉兆のシンボルとされてきた白い動物をモチーフとし鳳凰・狐・獅子・猫・馬などを制作されています。

繊細で優しげな幻獣や動物的たちの儚げな表情や手足は神々しい命が宿っています。まるで妖精のような彫像です・・・



『ユニコーン』 H30×W50×D15 樟、ラブラドライト、彩色

仏像をつくるときに使われている玉眼(ぎょくがん)をいう技法を応用し、目の部分に水晶を入れて制作されています。


『ネッシー』 H25×W48×D23cm 樟、ラブラドライト、彩色

静かな佇まいで見る者を魅了する「土屋作品」です。


松田重仁先生


『浮遊する水・花』 H68×W122×D17cm 樟、桂、真鍮

松田重仁先生は、「水」をテーマに制作されました。浮遊するとは、重力からの開放と同時に、事物は止まることなく、常に変化し移り変わることを表しています。
また水は生命の根源であり、古代の哲学者タレスは「万物は水から生まれ水に帰る」という言葉を残しています。
松田先生は、室町・桃山時代に生まれた日本的美意識を基に、現代の空間造形を模索され、この世界を推し進めることで、新たなフィールドの創造に繋がることを願っていらっしゃいます。


『地球の実』 H56×W32×D26cm 樟、金箔、真鍮


『天空の華』 H38×W28×D32cm 樟、金箔

台座の部分と華は木彫で制作され、茎の部分は真鍮で仕上げています。

時に森羅万像に宿る神秘性をひそめ、時に甘美で頽発的、時に怪奇的に惑わす「白」のゴシックな魔力を、比類ない想像力で作品へと結実させる4人の彫刻家が、異化された空間を構成しています。

この機会に是非ご高覧賜りますよう、皆様のご来廊をお待ちしております。


GOTHIC WHITE
白の閃影
2018年7月25日(水)→31日(火)
※最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
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