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【開催中】ー技と和みー木彫秀作展

2018.09.08
皆様、こんにちは ヒカルです。
今週の美術画廊は、日本の彫刻界で活躍される木彫の作家5名によるグループ展を開催しております。
画廊に一歩足を踏み入れると、木の癒される香りに包まれます。

では早速、作品を観て行きましょう。

■東 勝廣

「河津掛け」 素材:一位(いちい)

東先生は木彫りによる写実彫刻一筋に、仏像や動物、歴史上の人物など数々の作品を手掛ける飛騨の匠のお一人です。材料の木は一位(いちい)のほか、けやき、にれ、つげ、棗(なつめ)などさまざまな材木を使って木地をいかした彫りが特徴です。
先生の立体透彫(木をくり抜くことで立体的に表現する一位一刀彫において最高峰とされる技法)は、業界内でも随一の腕前であり、全国的にも高い評価を得ておられます。国指定重要文化財である高山祭屋台の彫刻の復元に永年携わっており、全国各地の重要文化財である祭屋台や社寺彫刻の修理・復元にも多く携わるなど、伝統的文化財の保存に多大なる貢献を果たすと共に、伝統工芸である一位一刀彫の継承と発展に大きく寄与されています。

「大望(太公望)」 素材:一位

 


「独活に蛙」 素材:萱(かや)

■秋山 隆
広島市立大学で助教として指導されながら、二科展で賞を受賞されたこともある実力派です。
先生の作品は 今にも動き出しそうな、物語が感じられる趣の作品が多く、吸い込まれてしまいました。

 「雲」のモチーフが使われている作品はとてもユーモラスです。アクリル絵具を使い明るいタッチで彩色しておられます。



「最良の選択」 素材:楠


「朝霧」 素材:楠


「月光」 素材:楠

■及川 茂
近代日本彫刻の第一人者 高村光雲、平櫛田中などの流れをくむ、木彫の伝統技法に写実的表現を加えた新たな取り組みをされている及川先生。単彩色技法により華やかさと木目の美しさを趣きに昇華させる作風が特徴です。



「不動明王」 素材:楠




■神保 雅
後述の神保琢磨先生とご兄弟で日本の彫刻界を牽引されておられます。極彩色を施した先生の彫刻は一瞬息を呑むほどの神秘な美しさを秘めています。


「神狗」 素材:楠


「斑鳩」 素材:楠
見事なまでに再現された、奈良時代の仏像の模刻です。

■神保 琢磨
植物の葉や枝、鳥や虫など動物を限りなくリアルに表現する神保先生の作品は、全てが一本の無垢材から日にちをかけて一切接木をせずに彫り上げられています。彫りから彩色まで細部にまで拘り施された、匠の技に圧巻の作品が揃います。
つややかな柿の表面、ヘタや枝、葉の葉脈や虫食い部分まで精密に再現され、近くで見ても本物と見間違えるくらいのリアルさにきっと驚かされることと思います。



「巣立ちー福々梟」 素材:楠


「柿に蛙」 素材:楠

本格的なのみさばきと創意工夫された作品は情熱を感じられる秀作揃いです。
ご来廊お待ちしております。

ー技と和みー木彫秀作展
2018年9月5日(水)→11日(火)
※最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
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