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「三谷慎 レリーフ彫刻展」開催中です!

2018.10.10
皆様こんにちは、美ギナー おもちです♪

 

 

開催中の
「三谷慎 レリーフ彫刻展」
をご紹介いたします!

 

三谷先生は作品を見る方に、
レリーフ部分の端の処理はあえて不規則な凹凸を残したり、
磨きすぎず、石膏の粉をそのままつけた状態にすることで、
「まるで発掘してきたようなわくわくした感覚になってもらいたい」とのことです。

それが神話の世界観と、イタリアの職人が手作りしたフレームとあいまって、優美な世界観を完成させています!

 

「イタリアさえ行けば、他の国には行かなくていい…」とおっしゃるほどのイタリア好きな三谷先生。

「好きだと思ったら突き詰めるタイプで、ハマり症なんです」
とマニアックな視点を盛り込みつつ作品の解説をしてくださいました
(レストランでは気に入ったメニューばかり注文してしまうんだとか)。
 

では、作品をご覧いただきましょう!

 

 

「sappho」

こちらは、干支の戌をモチーフにした作品です。

毎年制作され、
干支一周目は柱の上に動物、
二周目は二本の柱の間に動物、
そして三周目の現在、ギリシャ神話に登場する神々や人と動物、
と変遷をたどっていくことができます。

 

美ギナーおもち、小さいころ、ギリシャ神話が元になったお話が大好きで当時テレビに張り付いてアニメを観ていた思い出が…

 

ヘラクレスの話(動物にまつわる逸話がたくさんあります)が大好きなんです!とお伝えしたところ、
「あ~毎年女神でいこうと思っていたけれど、来年の干支(亥)はヘラクレスもいいかも」とのことです!

皆様!ぜひお楽しみに~~~~!



そして、とあることに気がつきました。

もしや…
これはギリシャ神話が描かれた黒絵の壷(アンフォラ)の図案に近いような…!?
柱の形に、なにかこだわりが…!?

黒絵の壷を元に動物の形などとっていることもあるそうです!
私たちに身近な動物がユニークな形になっているので、面白いんだとか。


そして、ギリシャやローマの神殿と一口に言っても、
柱の装飾によって時代が少し変わるので、それについても質問してみたところ、

先生ご自身は「イオニア式の渦巻いているのが好き」とのことで、
特に時代は考慮していないそうですが、単調にならないように気をつけてオリジナルのアレンジも入れているそうです。

 

 

「scorpione」

そんな流れでこちら、コリント式ですねっ!?と自信満々に質問しましたが、
神殿の柱には、分類できないくらいたくさんの種類があるそうです。(お恥ずかしい!)

 

そういった視点でこちらの上2点の作品を比べると、
細かい部分ではありますが、先生の感性を垣間見ることができるように思います。
 
装飾はイタリアで見たロマネスク教会でも資料をたくさん集められたそうです。
12年間イタリアで過ごすなか、さまざまな教会に行き、スケッチをしたり写真に残すなど、
現在の作品の元となる美意識を培われました。

「最初に柱の装飾を見つけたときはこれはおもしろいなーと思って、そしたらどんどん気になって…」。
この、美しく深い沼の入り口は教会芸術だったのですね~。

 

 

非常にマニアックなお話になってしまいました。



そのほか、女性像もございます!

 「IRIS 虹の女神」
イリスはゼウスとヘラの意志を地上の人間に伝える使者として神話に登場します。



「LA BOHEME」
移動生活者と訳されることもあるボヘミア人。
自由な生活を連想しますが、開放感だけでなく、そのなかには憂いも感じます。


女性像は古くから神秘的に扱われており、その体つきを研究対象とした時代ごとの論文があるほどです。
こちらの三谷先生の作品については、
皆様それぞれに美を感じたままに語り合っていただきたい作品たちです!
 


細かい装飾から、神話の観念そのものまで、覗き込んだり一歩引いたりしながら
ぜひじっくりと時間をかけてご鑑賞くださいませ。


ぜひ画廊でお待ち申し上げております!


<略歴>
1953年 石川県に生まれる
1976年 東京造形大学彫刻科卒業
訪伊(’88年まで滞在)
1979年 国立ローマ・アカデミー彫刻科ファツィーニ教室卒業
1981年 ダンテ、アリギュ―リ国際彫刻ビエンナーレ招待
1982年 個展(STUDIO S ローマ)
1985年 個展(髙島屋日本橋店)
1988年 上野芸術賞
1989年 東海村屋外彫刻展 大心苑賞
1997年 個展(髙島屋横浜店)
1999年 具象彫刻の現在(髙島屋日本橋店)
2001年 個展(髙島屋日本橋店)’02’06’09
個展(髙島屋大阪店)’03’05’09’15
2002年 個展(髙島屋岐阜店・岡山店)’04’06’09
2003年 個展(JR名古屋タカシマヤ)’05
2004年 個展(髙島屋京都店)’09
2006年 個展(髙島屋米子店)
2009年 個展(髙島屋新宿店)
2010年 父 三谷吾一と親子展(東京日本橋三越本店)
2011年 父 三谷吾一と親子展(髙島屋大阪店・京都店JR名古屋タカシマヤ)
現 在   無所属



三谷 慎 レリーフ彫刻展
2018年10月10日(水)→10月16日(火)
※最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン ギャラリーNEXT
直通電話 06−6631−6382
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