TAKASHIMAYA BLOG大阪タカシマヤ

田中良昭 陶芸展、開催中です!!

2018.12.02

皆さま、こんにちは~♪♪ 美ギナーです。

今週の画廊は9回目の開催となります田中良昭先生の作品をご紹介させていただきます。


1.『白釉掛分扁壷』

画廊正面に展示されたこちらの作品・・・シャープなフォルムが際立っています。

「掛け分けの線に変化が欲しいと考え、山谷の線が出るように形を考えました。」と先生は仰います。
綺麗に付けられた面ですが、実はマスキングテープは一切使わず、ご自身の感覚だけで境目をつけていらっしゃいます。
「釉薬の掛けた後の境界線を如何に作れるか、自分自身の感覚や経験を重ねる中で養われていく感じです。」とも仰っています。

作品のグレーの部分は1回釉薬を掛け、白の部分は2回釉薬を掛けています。
そして、赤土の部分だけは釉薬が掛かっていません。
「本当は下の部分まで赤土の箇所を残すつもりだったですが、釉薬が掛かってしまいました。」と穏やかな表情でお話される先生です。

どの辺まで釉薬につけるのか、赤インクで当たり線を付けていらっしゃるそうですが、正面だけ見ながら付けていますので裏側は見えないのですが・・・実は裏側はこんな感じで・・・


ほら~、綺麗でしょう?
計算されていない、偶然に出来た景色がステキでしょう~♪♪


20.『白釉螺旋花器』

こちらの作品は白土を使って制作されています。
螺旋状に少しづつ回しながら面が立ち上がっていくイメージで作っていらっしゃるそうです。




釉薬を2回掛けて中央の濃い色の箇所は赤土を塗り、そして縦に流れる白い釉薬は尺掛けをされています。
柔らかいクリーム色の花器は"お花を活かす作品”と挿花をしてくださっている山村御流の先生方からもお褒めの言葉を頂戴しております。


2.『白釉掛分茶盌』

「釉薬を2回掛けると重くなるので中は1回だけ釉薬を掛けています。」と先生は仰います。

培われた長年の経験が生む見事な景色をご堪能くださいませ・・・



21.『白釉掛分扁壷』

画廊にお越しいただいたお客様から「可愛い~。」ととても好評のこちらの作品・・・

先生の師でいらっしゃいます木村盛伸先生もよく扁壷を制作されていらしたそうです。
そこで先生は自分で扁壷を制作するときは違う手法でやりたかったと仰っています。

こちらの作品は前面・後ろ面・側面とそれぞれ別々に作り、3つを合体させています。
その後、口の部分と高台を付けていきます。口の部分だけは轆轤を挽いていらっしゃるそうです。

縦に白く描かれている線は先にご紹介させていただいた作品同様、尺掛けをしています。

このままお部屋に飾っていただいてもステキな作品ですね!!


手前 『白釉藍彩湯呑』 奥左 35.『白釉藍彩ポット』 奥右 15.『白釉藍彩土瓶』

美ギナーお気に入りの湯呑・・・
ほっこりした形がとても可愛いでしょう~♪♪

こちらの作品は釉薬を掛けて焼成する前にスポンジで判を押したように絵具を押し付けます。
そして画面からは分かりにくいかもしれませんが、緑色の部分だけ筆を載せています。

作品奥にありますポットや土瓶ですが、以前は一回り大きなサイズで作っていらしたそうですが、核家族が進むなかで、「小さめの作品を作って欲しい。」とのお客様のご要望から小さめのサイズを制作されるようになったそうです。

「今年のお正月に新たな良い土と出会う機会があったので何とかそれを活かす作品にチャレンジしていきます。」と意欲的にお話される先生・・・
美ギナーも次回作を楽しみにしています!!

『田中良昭 陶芸展』はいよいよ4日、午後4時まで!!

皆さまのご来廊を心よりお待ちしております。

<陶歴>
1958年 東京品川に生まれる
1979年 京都芸術短期大学陶芸科卒業
1980年 木村盛伸先生に師事
1986年 木村盛伸先生より独立 京都西山に築窯
第33回日本伝統工芸展 入選
1990年 亀岡市旭町に工房を移転
第19回日本伝統工芸近畿展 近畿支部奨励賞受賞
1994年 京都工芸ビエンナーレ1994 優秀賞受賞
1999年 第28回伝統工芸展近畿展 監査委員
2013年 第41回伝統工芸展近畿展 鑑査委員
2017年 第46回伝統工芸展近畿展 鑑査委員

現在 日本工芸会正会員 京都造形芸術大学通信教育部陶芸コース非常勤講師


田中良昭 陶芸展
2018年11月28日(水)~12月4日(火)
☆=====☆☆=====☆☆=====☆
大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
☆=====☆☆=====☆☆=====☆




ページトップへ