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ー版画とドローイングー 齋藤 修展

2018.12.29
皆さま、新年明けましておめでとうございます。
本年も美術画廊をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

新しい年の幕開けに、国内外で活躍されています、齋藤修先生の木口木版画とドローイングの作品をご紹介いたします☆

現在、木口木版の作家は国内で齋藤先生を含め数名しかおらず、世界中でも240人ほどと非常に貴重な存在となっていらっしゃいます。
齋藤先生は30代前半に木口木版という版画に惹かれ独学で制作を始められました。

美術大学で版画を教えていても、銅版画・木版画・リトグラフ・シルクスクリーンなどは授業であるものの、木口木版は教える先生もいないため新しく学ぶ若者がほとんどいないそうです。後継者が育っていないのが少し気がかりだとお話下さいました。

また材料となる木口を販売していることも少なく、齋藤先生はご自身で山に入り調達されていたそうです。



Neverland Chaos Ⅳ
こちらの作品は『Neverland Chaos 』シリーズで、今展ではⅠ~Ⅶまで展開されています。先生の作品に多く登場する『宇宙』その中には必ず水晶が組み込まれています。『水晶は地球なんです。』と教えてくださいました。


Neverland Calappse

写真だと細く繊細な線がお伝えできないのが残念です・・・


先生が作品を制作されるときの道具をお持ちくださいました。木は右がツゲ、左は椿だそうです。椿の木はとても硬く、年輪もしまっていて木口木版には最適な材料だそうです。様々な刀を使い分け、繊細な線を表現されているのですね。



阿古屋
こちらの作品は親しくされていらっしゃる、人間浄瑠璃文楽の人形使いである吉田蓑助さんに取材をかさねられ制作されたそうです。
人形の表情や着物の生地感が柔らかに表現されています☆



やまぼうし

無垢・スノーフレイク
版画に彩色された作品です。彩色された作品は、版画の細い黒い線が浮き上がり繊細さが際立ちます。


Sprush-2・Burst・Sprush-1
60歳より始められたドローイングの作品です。親しい画材屋さんで出会ったブルーの色に魅了され、このブルーを使って制作したいと始められらたそうです☆
水肥のこの色は『新橋』という名前が付いており、その昔、新橋の芸者さんの半襟が、このブルーのようで名前が付けられたそうです。
先生が引き付けられた色には、そんなお話があったんですね♪

作品は本当に繊細でシャープ!作品の世界に引き込まれてしまいます☆
ぜひ画廊にお越し頂き、木口木版の世界を体験して下さい!

お待ちしております☆







<略歴>
1946年 島根県須賀三隅町(現 浜田市)に生まれる
1977年 木口木版画を独学にて本格的に取り組む
1985年 カダケス国際ミニプリント賞受賞
1994年 ソウル国際版画ビエンナーレ優秀賞
2002年 文化庁特別派遣芸術家在外研究員としてフランス・パリにて研修
2008年 WES TWIND展 髙島屋大阪店・横浜店
2009年 第72回英国木口木版画協会 在外作家賞受賞
2012年 髙島屋大阪店にて個展(’15年、’16年)
現在 日本版画協会会員


齋藤修展
ー版画とドローイングー
2019年1月2日(水)→1月9日(水)
最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
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