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福井江太郎 日本画展ー薔薇に挑むー 華やかに開催中です~。

2019.01.31

皆さま、こんにちは~♪♪ 美ギナーです。


『結(ユウ)』 135×90cm

皆さまに最初にご紹介させていただくのはこちらのダチョウ・・・仲良く向き合っているのは恋愛中のダチョウ?
それとも新婚のダチョウ? 歳を重ねた夫婦?
皆さまのご想像にお任せしますね~♪♪

そして、画廊に一歩、足を踏み入れるとそこには・・・


38.『陽(ヨウ)』 四曲一双

金箔地に赤い薔薇と青い薔薇を描いた、見事な四曲一双の煌びやかな屏風が並んでいます・・・
ご来廊いただくお客様からも感嘆の声を多数、頂戴しました。

2018年度は髙島屋美術部創設110年を記念する展覧会を多数開催させていただきました。
そして、今週の画廊は110年記念の最後の展覧会となります『 画集刊行記念 福井江太郎 日本画展ー薔薇に挑むー』を開催しております。

福井先生は34歳の若さで文化庁優秀美術作品にダチョウの群像を描いた作品が選ばれるなど、優れた描写力と琳派を思わせる装飾的なデザインセンスで、名実ともに若手日本画界のトップとしてご活躍されています。

そして、お父様は洋画家、祖父と曽祖父が日本画家という先生は幼少の頃から息をするように筆をとってこられました。

また2018年髙島屋のお中元・お歳暮におけるメインビジュアルとして始めて『薔薇』を描いてくださいました。




今展では代表作である『ダチョウ』、『フラワー』などのシリーズの新作に加え、新展開となります『薔薇シリーズ』を一堂に展覧しております。


7.『惺(セイ)』 20号F

福井先生は大学卒業制作の作品にダチョウを選ばれました。
それまでは、絵を描くことがそれほど楽しいと思ったことがなかったと仰る先生は、絵を描く楽しさをダチョウで味わうことが出来たそうです。

ひとつのモチーフの中に《大と小》《曲線と直線》《白と黒》と対比するものが描かれており、その必要な造形をダチョウを描くことで表現されると先生は仰います。
そして「これ、絵になる」と思われたそうです。

ボリュームのある体とシャープな首。そういうご自身の心が感じる両極端にあるものが、先生の中でダチョウというモチーフを通して表現出来るとも・・・

先生の作品をご覧になるお客様からはダチョウを動物として捉えているのではなく、家族や夫婦のようにご自身に投影して観てくださる方が多いそうです。
確かに五頭のダチョウが仲良く並んで歩いている姿は仲の良い家族のように観えますね~♪♪


13.『惺(セイ)』8号F

そして、先生は「ダチョウの向こう側にあるものを描きたかった」とも仰っています。
長い首とボリュームたっぷりの身体、その相反する造形が何とも可愛らしいダチョウたちです。

今回の展覧会ではこれまでの白を基調とした背景から金箔やプラチナ箔にもチャレンジされました~。


更に今回の『フラワーシリーズ』では、《菖蒲》、《ブロークンフラワー》、《牡丹》を制作されました。

40.『栄(エイ)』8号F


56.『譯(ヤク)』 12号F


26.『衍(エン)』40×40cm


15.『郁(イク)』4号F



36.『晶(ショウ)』6号F

先生はこちらの作品を制作するために中国、湖南省の北西部に位置する武陵山脈のある険しい張家界に取材旅行に行かれました。そこは世界遺産に登録されており、奇岩で有名な場所だそう・・・

「空を見上げると激しい雨と一筋の雲の間から龍が出たように映りました。」と先生は仰います。

《三停九似》・・・南宋時代の博物誌『爾雅翼』では竜の姿を「三停九似」、つまり首〜腕の付け根〜腰〜尾の各部分の長さが等しく、角は鹿、頭は駝、眼は兎、胴体は蛇、腹は蜃、背中の鱗は魚、爪は鷹、掌は虎、耳は牛にそれぞれ似ると言われています。
そして、龍が手にする球には5本の爪すべてが描かれており、中国では全ての願いが叶う球という謂れがあり、皇帝に捧げるといわれています。

更に、中国では、龍の姿全てを描きません。龍は成長していくもの、これからもこの龍を成長させてくださいという願いがこもっているそうです。

使用している墨は、50年以上前に三重にある和田栄寿堂の和田甚さんが作った古墨だそうで、ようやく先生の手元に入った貴重な墨だそうです。
その古墨を取り扱っているお店が閉店する際に先生の元にやってきました。

金泥と古墨を使った龍をご堪能くださいませ~。



呉服とのコラボレーションでは着物は着る絵画であると先生は仰います。

そして、こちらの作品は福井先生と千總(ちそう)さんとのコラボレーションの着物と帯を展示しております。

福井先生は2日(土)・3日(日)、在廊されます。

皆さまも是非、画廊に足をお運びいただき、《福井作品の真髄に触れてみてください。
皆さまのご来廊を心よりお待ちしております。

福井江太郎 日本画展
ー薔薇に挑むー
2019年1月30日(水)~2月5日(火)
最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
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