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古野勢兒作陶展、開催中です。

2019.02.15
皆さま、こんにちは~♪♪、美ギナーです。

今週のギャラリーNEXTは高島屋では初個展となります地元大阪の作家、古野勢兒先生の作品をご紹介させていただきます。


古野勢兒先生

古野先生は1997年、お父様である古野幸治先生のもと作陶を始め、2000年、日本伝統工芸近畿展に初出品、近畿支部奨励賞を受賞され、2018年には日本伝統工芸近畿展にて監査委員に就任されるなど精力的に制作活動に励んでおられます。



1.『鉄釉鉢』

ギャラリーNEXTのウィンドウにど~んと並んだこちらの作品・・・優しくなめらかなアウトラインと黒と茶の鮮やかな色彩のコントラストは胎土に半磁土を用いることで生み出されました。
ラインと色、そして質感へのこだわりが見事に相俟った美しい作品です。

黒も茶も鉄釉で、黒の鉄釉は天目、茶色の釉薬は柿渋の系統で、電気窯で酸化で焼成、黒は漆のようにつややかな仕上がりを狙い、《古野作品》の鉄釉の表現に取り組んでいらっしゃいます。



6.『鉄釉猪目壷』

作品に手をかざしてみるとまるで鏡のように綺麗に反射して写りこみます。
「轆轤や手で成形し、乾燥後、素焼きの前に凸凹がなくなるまで丁寧に時間をかけ、影がなくなるまで磨きあげるのです。」と先生は仰います。

光の屈折が焼いた時に見えないようにするのが大変だそうで、特に小さめの作品だと左手で抱えて右手で磨かれるので支えている左手が腱鞘炎になるそう・・・

漆を意識して制作される先生は「僕の作品で一番大変なのがこの磨きを掛けることなのです。」とも仰っています。

そして、美ギナーから皆さまにステキなプレゼントを・・・




"猪目”とは和柄で言うハートのことだそう・・・
ライトの加減でハートが中に映りこんでいます。可愛いでしょう~♪♪


41.『鉄釉水指』

水指の蓋の摘みがキュートなこちらの作品には京都の木工作家の方に制作していただいた神代杉(じんだいすぎ)の蓋も
ご用意いただきました。

黒釉の部分が光の加減で青く映り、幻想的なグラデーションを演出しています。


32.『鉄釉瓶』

三角の形が何とも愛らしいこちらの作品・・・轆轤で成形した後、柔らかいうちにご自身の手の感触だけで成形していくそうです。

「手の感触だけでこんなに等分に仕上がるんですか!!」と驚く美ギナーに先生は「左右の手の力の配分が微妙に違うと等分に仕上がらないので、利き手である右手は軽めに、左手は強めに調整しながら形を作っていくんです。」と丁寧にお答えいただきました。


36.『鉄釉鉢』

黒と茶のシャープな鉢とレンギョウの相性もぴったり・・・
先生の作品はレトロ過ぎず、洋間にも飾っていただけるように制作されています。

こちらの作品は轆轤で成形した後、凸凹をなくすために磨き上げ、その後、横にして黒釉の中に付け、更に反対側を釉薬に付け、斜めの茶の部分はコンプレッサーで焼成しています。


70.『飛紅釉茶碗』 右 69.『飛紅釉茶碗』

右の作品は先生が日本工芸会近畿支部展に初出品され、近畿支部奨励賞を受賞された技法で制作された茶碗です。
鉄釉を掛け分けた作品とは趣の違ったこちらの作品もステキでしょう。




 ぐい呑やカップも取り揃えていますよ~♪♪

古野先生は毎日、在廊されます。
皆さまも是非、ギャラリーNEXTに足をお運びいただき、古野先生の作り出す゛グラデーションと質感の美しさ”をご堪能くださいませ。
皆さまのご来廊を心よりお待ちしております。

<略歴>
1969年 大阪に生まれる
1993年 函館大学卒業
1997年 父、古野幸治に師事
2000年 日本伝統工芸会近畿支部展 初出品・近畿支部奨励賞を受賞
2003年 日本伝統工芸展 初入選
2009年 日本伝統工芸会正会員に認定
2012年 日本伝統工芸近畿展 大阪府教育委員会賞を受賞
2018年 日本伝統工芸近畿展にて鑑査委員に就任
2019年 髙島屋大阪店にて個展開催


古野勢兒 作陶展
2019年2月13日(水)~2月19日(火)
最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン ギャラリーNEXT
直通電話 06−6631−6382
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