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【開催中】泥土行脚―56 玉置保夫 作陶展

2019.03.14
皆様、こんにちは、ヒカルです。今週の美術画廊は美濃陶芸界の重鎮、玉置保夫先生の二年ぶりの個展を開催しております。

玉置保夫先生は1941年に岐阜県多治見市にお生まれになり、岐阜県立陶磁試験場で修行を積まれ、数々の名だたる賞を受賞される中、2008年岐阜県の重要無形文化財保持者に認定されました。

4代目まで続く伝統ある窯元、美しい美濃焼を生み出すことでも知られている玉山窯は、現在でもファンの多い注目の窯元として名を知られています。玉置先生は玉山窯の伝統を守りながらも、斬新かつ新たなアプローチで様々な作品を手掛けておられます。

「赤志野」と「志野釉掛分」の技法で、志野に新しい色と感覚を持ち込んだ先駆者でいらっしゃいます。
他にも先生の作品の中で、従来とは異なるモダンなデザインと色で表現されている「今織部」が有名です。

では、今展での先生の力作を少しご紹介させていただきます。


こちらはピンクの色が印象的な、先生の今織部の作品です。

「今織部方壺」


「織部片身変り花入れ」」



「今織部茶垸」


「織部長方皿」



「志野花入」
落ち着いた志野の佇まいの中に、先生の感性が光る掛け分けがモダンな印象を醸し出しています。


「志野壷」


「今織部方壷」
存在感溢れる赤・黒・グレーの色彩とエッジのきいたフォルムが斬新です。



「志野壷」



左:「今織部香炉」 右:「今織部香合」

現代の暮らしの空間に馴染む陶芸をモットーとして、常に使う立場の人のことが考えられた作品作りが特徴のひとつです。


「幸せと知恵と織部ふくろう」


「織部輪花鉢」



「織部透鉢」



「鼡志野茶垸」

今展では、愛陶家からも高く評価されている独創的な色彩と造形にさらに磨きをかけ、茶垸、方壷、香炉など、力作の数々を一堂に展観いたします。ぜひ、この機会にご高覧賜りますよう、ご案内申しあげます。

■略歴
1941年生まれ。多治見市出身。多治見工業高校図案科卒
1961年県陶磁器試験場に入所、陶芸界に進む
1965年日本伝統工芸展に初入選
1980年日本陶磁協会賞受賞
2008年県重要無形文化財(織部)保持者に認定


*美濃焼とは
岐阜県南部一帯の、かつての美濃国で焼成された陶磁器の総称です。狭義には室町後期の15世紀に始まる瀬戸黒(せとぐろ)、黄瀬戸(きせと)、志野焼(しの)、織部(おりべ)焼などを言います。
*織部焼とは
美濃(みの)国(岐阜県)東部の美濃窯で焼かれた創造性豊かな陶器です。同地は平安時代以来の製陶の伝統がありますが、室町末期に至って大きな展開をみせ、とくに新興の「わび」の器、茶の湯の道具に供すべく、茶人の趣向をもった茶具を焼造し始めました。その延長上に桃山時代後半の慶長(けいちょう)(1596~1615)初年から創作され始めたのが織部焼で、作風・意匠のうえに当時の茶道界のリーダー古田織部好みといわれる特色があるため、この名称でよばれます。



「織部花入」

泥土行脚―56 玉置保夫 作陶展

2019年3月13日(水)~3月19日(火)
最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382
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