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【髙島屋大阪店・初個展】ー青瓷-津金日人夢作陶展

2019.08.08
皆さん、こんにちは♪

シゲッキー!です。

今週のギャラリーNEXTは、髙島屋大阪店にて初個展!
津金日人夢(つがね ひとむ)先生の登場です☆

【-青瓷- 津金日人夢 作陶展】
2019年
8月7日(水)→8月13日(火)
最終日は午後4時閉場
髙島屋大阪店6階ギャラリーNEXT

津金先生は、1973年熊本にお生まれになり、窯元であるご実家の影響もあり、
1993年に有田窯業大学校ロクロ科修了後、熊本に戻り作陶を始められました。

磁器を学ばれたのに、なぜ青瓷を志されたのでしょうか?

そのきっかけの一つが、人間国宝・中島宏先生の存在でした☆
陶芸雑誌で拝見された中島先生の記事。青磁を追求し極められ、確立された存在。
そんな姿に刺激を受け、津金先生はご自身なりに『青瓷』を極める事を決意!
暗中模索、試行錯誤を繰り返しながらも
2005年には、日本陶芸展初出品・入選(5回)、日本伝統工芸展初入選(13回)と受賞をかさねられ、2007年『青瓷壷』が宮内庁買上げ、2008年には日本工芸会正会員に認定されました。



青瓷 彫文花瓶】
歴史の深い青瓷の世界・・・
津金先生は、歴史的作品の写しを制作するのではなく、あくまでも現代の津金先生にしか制作できない作品の確立を目指し、土・釉薬・貫入に塗りこむベンガラなど納得のいく原料を揃え制作に挑んでいらっしゃいます。
しかし、すべて天然の原料のため、ほんの少しの質の変化が制作に影響するため、制作のたび、敏感に調整されるそうです。


【青瓷 花瓶】
こちらは全体に入った貫入にベンガラが摺り込まれ、レンガ色の線が特徴的な作品。
先生の青瓷の色のトーンは、重厚であり、爽やかでもあり。幾つかのトーンが作品により使い分けていらっしゃるのか?と聞きますと、「大きくは違いませんよ。並べると違いがあるかな?というぐらい。貫入にベンガラが摺り込まれた作品、貫入を入れない作品、そして光の当たり具合で見え方が違います。」とお話下さいました。


【青瓷 香炉】
先生の探究心は、お子さんの頃からだったわけではなく・・・工芸の道に進まれたからでもなく・・・『青瓷』に出会い、奥深さに魅了され、追及しても追及しても到達しない魅力が先生の心にあった探求心に火をつけました!!




こちらは釉薬を付ける前の素焼きの生地です。
薄く、薄く形状された生地は、少し力を加えるとパリン☆と割れてしまいそうな程です。
そこに数回釉薬を掛けることにより、深みのある、まろやかな水色がうまれます♪
釉薬の厚みが生地の厚みを上回っていませんか☆
たっぷりと釉薬が掛けられていますが、作品は手に取ると形状の繊細さが伝わり、軽い!


【青瓷 壷ー水天彷彿ー】
水天彷彿・・・空と海が交わり、境がない様子・・・
青瓷の水色は、空や海の色に例えられることが多いため、『水天彷彿の世界』を作品の中で表現しよう!と、取り組まれた作品です。


画廊には、酒器やお料理が映える食器など、先生の魅力が詰まった作品もございます!

ぜひご来廊下さいませ♪





〈略歴〉
1973年・熊本県に生まれる
1993年・有田窯業大学校ロクロ科修了後、熊本に戻り作陶を始める
2003年・中国宋代古窯踏査、故宮博物院・上海博物院など視察
2005年・第18回日本陶芸展初出品入選(5回)・第52回日本伝統工芸展初入選(13回)
2007年・宮内庁買い上げ「青瓷壷」
2008年・日本工芸会正会員認定
2009年・「工芸のいま伝統と創造」展出品(九州国立博物館)
2010年・西部伝統工芸展 日本工芸会賞受賞
2011年・中国南宋官窯・修内司窯など視察
2014年・第7回現代茶陶展TOKI織部優秀賞受賞
「青磁のいま」出品(東京国立近代美術館他)
2016年・第22回美濃茶盌展奨励賞受賞
「近代工芸と茶の湯Ⅱ」出品
2017年・伝統工芸陶芸部会展 日本工芸会賞受賞
2019年・西部伝統工芸展KAB熊本朝日放送賞受賞








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