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古谷 宣幸展 開催中です!

2019.10.24
皆様こんにちは、美ギナー おもち です!

古谷宣幸展ー天目ー
2019年10月23日(水)→10月29日(火)
最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン 美術画廊
直通電話 06−6631−6382


古谷宣幸先生は、1984年に滋賀県甲賀市信楽町に古谷道生氏の三男としてお生まれになりました。
2005年に京都嵯峨芸術大学短期大学部陶芸コースを卒業後、全国の窯場を旅しながら見て回られ、
唐津の中里隆氏の蹴り轆轤に、お父様の仕事とは違う魅力を感じたことをきっかけに師事されることになり、
生活をともにしながら国内外で作陶していらっしゃいました。
現在は、信楽で作陶されています。


幼少期からお父様の焼き物を見ていて、焼き物とはこういうものなんだと育ってきた宣幸先生ですが、
旅のなかで六古窯をはじめ、全国を回りながら釉薬がかけられた焼き物を見た時は衝撃だったそうです。


今回の展覧会の見所は、薪窯焼成の天目です!

未だ謎の多い天目は、配合や温度をほんの少しでも変えると全く異なる景色になる奥深い釉薬です。
現在、薪窯を使用する天目作家はかなり稀だそうです!

薪は温度のコントロールが難しく、失敗するリスクが高まります。
その反面、自分の思わぬ景色になっていることもあり、その一瞬に大きな喜びを感じるそうです!

作品を窯から出す度に、同じ窯からでもそれぞれが全く異なることに天目ならではの面白さを感じていらっしゃいます。


カメラでは捉えきれていませんが、一部作品をご紹介いたします♫




「天目香炉」




「天目瓶子」


「油滴天目茶盌」
※天目台は非売品です



「天目小壷」「天目花入」





「天目向附(五客組)」

生活のあり方が陶芸につながることを中里隆氏から学ばれた先生ならではの視点で
普段使いにできる天目の器も制作していらっしゃいます。

日常の食卓に天目の器を取り入れると、盛られたお料理がすごく豪華に見えると思います♫
こちら、職員にお声がけの上でぜひ画廊で手に取ってご覧ください!





ぐい呑など酒器もございます!









お話をうかがいながら、とても印象的だったお話があります。

「ものづくりは、未完成の段階に美しさがあると思っています」
というもの。

手を加えるほどに、作り始めた当初に思っていたものと違う方向に向かっていく感覚…
陶芸でいえば、轆轤挽き後の湿った状態がベストだと感じながら作陶されるそうですが、言葉にするのは難しいです。

ミュージシャンや画家など、異分野で活躍するご友人が多い宣幸先生ですが、
「ライブのリハーサルより、本番になって世に出ると少し違うなと思う」というご友人もいらっしゃるそうです。
なんだか、音楽と通ずるものがありますね。

形としての完成ではなく、
お客様のお手元で思い思いに作品を楽しんでいただくことで、初めて完成といえるものだと思いました。
本来の意味の完成なのだと思います。
美術品に限らずですが、美ギナーとしては届けるというのも大切な工程なのだと感じました!


古谷宣幸先生は会期中毎日御在廊くださいます!
皆さまの御来廊、心よりお待ちしています。
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