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【開催中】田島周吾 日本画展 ―日々百花―

2019.12.06
皆様、こんにちは。あっという間に師走ですね。
ヒカルです。
現在、ギャラリーNEXTでは、日本画家 田島周吾先生の個展を開催しています。
今回の個展ではカレンダー制作のための描き下ろしの作品を中心に展覧しています。
浮世絵を思い起こさせる洒脱な構図、冴え冴えとした色彩豊かな作品を是非ご高覧ください。



田島周吾 日本画展ー日々百花ー
2019年12月4日(水)→12月10日(火)
最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン  ギャラリーNEXT
直通電話 06−6631−6382
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では、早速作品を観ていきましょう!!


十二支遊戯図・ねこいじけ図/1月 (40×28.8cm)
一月の作品は、十二支の動物たちが楽しげに花札遊びに興じている横で、画面右端に小さく描かれた後姿の猫。「僕だけ仲間はずれ・・・」といじけている姿がなんとも笑いを誘います。十二支描かれた作品は、毎年新年を迎えるのにお気に入りの場所に飾りたい一作です。



紅梅白梅地蔵/ 2月 (40×28.8cm)
二月の作品はこれまでの田島先生の作品にはない、余白を生かした構図で印象的な一作です。
金箔が施された背景は、田島先生のオリジナルの技法だそうです。
麻布に金箔を貼った後、やすりで表面を落とし「風神・雷神図」のような経年劣化の風合いを作り、その上に「典具帖紙(でんぐちょうし)」を貼り、さらに黄土色・金泥を10回くらい繰り返し塗り重ね、写真のような趣きある画面に仕上げられるそうです。



十椿十色/ 3月 (40×28.8cm)
今回はカレンダーの原画作品の額も隠れた見所のひとつです。
先生の奥様が、田島先生のひとつひとつの作品と向き合い、先生の作品の魅力を最大限に引き出すことのできる額を制作されました。
額を装飾する布地は、古いお着物を一枚づつ解き、洗い張りをし、美しく蘇らせた現代では大変貴重な着物生地です。
結城紬、大島紬、宮古上布など各名産地の紬、江戸小紋や今は稀少な銘仙生地など、着物好きの方がご覧いただくと垂涎ものの生地が作品の額を彩り、先生の作品とベストなハーモニーを奏で、観る人をひきつけます。
カレンダーの原画作品12作品の額には、一作品につき異なる3種類の着物生地を使い装飾が施されています。額の縁、作品の回りを飾る生地、そして作品の奥にチラリと見える生地です。先生の作品とともにお楽しみください。




恵比寿堂 / 4月 (40×28.8cm)



牡丹堂 / 5月 (40×28.8cm)



ローズ堂 / 6月 (40×28.8cm)



猫々金魚戯図 / 7月 (40×28.8cm)


朝顔堂 / 8月 (40×28.8cm)



高秋の彩り / 9月 (40×28.8cm)



秋華堂 / 10月 (40×28.8cm)
秋の七花を描いておられます。大だて、おみなえし、すすき、小菊、りんどう、鶏頭、萩が描かれています。先生のアトリエがある奈良は小菊の産地だそうで、身近な花を描きましたとのこと。


椿朱堂 / 11月 (40×28.8cm)



水仙地蔵 / 12月 (40×28.8cm)
水仙の足元の球根の中に小さなお地蔵様が・・・
球根を描いた水仙は、日本画の中でも珍しく、田島先生も球根にこだわって描きましたとのこと。
球根を豊穣の意味もあり、おめでたい作品ですね。


鶏糸堂 (60×35cm)


黒猫療養図 (40×28.5cm)


紅鯛白鼠図 (19×13cm)


祝招き猫 (40×18cm)


 
三獣奏楽華図 (117×80cm)
 



自然ゆたかな丹波の山奥で過ごされた田島先生は、四季の中で様々な美しい自然の色を愛で、輝く美しい川面の煌き、青い空を身近に見ながら、いつしかその美しさを、柔らかな発色でキラキラ光る岩絵の具の美しさに重ねあわせ、日本画の世界に入られました。
先生は「日本の古典技法で描かれる精密で鮮やかな景色は、僕の絵に物語を与えてくれます。」と仰っています。

是非、ご来廊頂き田島先生の世界をご堪能ください。
お待ちしております。


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