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西嶋豊彦 現代画展 ―黒・白・朱・金・銀― ギャラリートーク告知

2020.02.21
皆様こんにちは、美ギナー おもち です。

西嶋豊彦 現代画展 ―黒・白・朱・金・銀―
2020年2月19日(水)→25日(火)
最終日は午後4時閉場
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大阪店6階西ゾーン ギャラリーNEXT
直通電話 06−6631−6382
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ギャラリートークを2/23(日)午後3時~開催いたします!!


西嶋先生は1966年滋賀県にお生まれになり、京都芸術短期大学(現 京都造形芸術大学)日本画専攻科を修了されました。
国内外での作品発表を行う中で、2013年ごろから日本の美、素材をあらためてみつめながら制作をされてきました。
だからこそ、紙本・絹本といった基本的な日本画はもちろん、和紙を作り、漆も扱います。


日本画家でありながら、素材の芸術性を高めるために和紙から制作されています。
滋賀県は湖北で和紙の原料となる木から育てていらっしゃいます。
自ら紙をすく過程で、和紙の繊維の厚みを変え濃淡をつけて描く「絵和紙」を考案されました。



こちらがその絵和紙です。
繊維の集まった部分は透けないことを活かして絵模様を表現されています。
薄く透けている部分、とっっっても繊細なんですよ!
すいて引き上げる時に破れてしまうこともしばしばあるそうで…
盛り上げて厚くすることはできても、透けるほど薄くした部分とあわせてすくとなると難しいそうです。


今展には「」をテーマとして制作をされました。
いにしえから信仰を集める姿や、デジタル化が進む現代からつながる未来の神々など、
さまざまな材料・技法で描かれています。
「この10年のいろんなことに取り組んできた集大成の展覧会になります」とのことです!
作風の移り変わりを「多様性」と西嶋先生は仰っておられますが、驚くのはその変化の早さです!

方針や作風の転換には膨大なエネルギーを要します。
探究心・バイタリティーの源をおたずねすると「やらなきゃいけない、使命感のようなもの」と仰いました。
「しんどくても、起きて5分で描き始められるんです」という超人的エピソードもあります(参りました…!)。


それでは、先生のこれまで取り組まれてきた幅広~い作風を展示中の一部の作品でご紹介します!


まず、今展のテーマである「神」について。
先ほど写真でご紹介した絵和紙の技法で八百万の神々の顔を現した作品がこちらです。

地は漆や金です。
背景として日本画でいうところのマチエールのように凹凸で絵柄をつけているところもあり、
華やかさや勢いがあるように感じられます!

造形は神楽面をベースに、オリジナルの部分もあるそうです。
あえて題を見ないで、何を司っているかを考えながらご鑑賞いただけると楽しいですよ~♪




「花神―バラ―」
左の絵和紙は光、右は波紋(=水)を表現しています。
この二つが合わさる部分に命が宿る、花の部分となります。
朱漆は血液で、紙は皮膚、この作品全体で生命を表しています。



「水平線Ⅰ」
牡丹を写生しながら、地から吸い上げた水が花弁の先に行き渡っていることに着想を得て制作されました。
命の水の存在を感じたそうです。
花弁をさざなみに、花全体で水平線を表しています。



「薔薇プラ曼荼羅」「百合プラ曼荼羅」
花の一生をプラモデルにして「創造主の目にはどう映るのか」をこの発想で形に…
一度目にすると忘れられない作品です!



「目玉図」「黒金目玉図」
「画家は見えることを前提に作品を表現しているが、
本当にそれでいいのだろうか」と問う作品です。
見えないものこそあらわすべきではないか、と「目」を主題にされました。
というのも、ご自身が若年性白内障を患った経験があったからだそうです。

目は、千手観音の手にもあります。
西嶋先生にとっては、目を描きながらも仏の姿を表現しているそうです。







「白孔雀」
神の遣いともされる白孔雀に魅せられ、
50号の大きな作品で絵和紙と胡粉を用いて制作されました。
孔雀の目は神聖さ・慈悲を帯び、吸い込まれそうな瞳をしています。


そして通路に面した台の上では大きなロボットが動いています!!!

美しい尾羽が風でたゆたう様を表現するため企業に協力を仰ぎ、ロボット技術との融合作品となっています!
羽は薄い透明なプラスチックに絵和紙を貼り付けており、光の透ける様はとても幻想的です。
大変残念ながらこちらに動画は掲載できませんので、優雅な姿をぜひ画廊で直接ご覧いただきたいです!!


作品に対し常に挑戦する姿勢で制作をされていらっしゃる西嶋先生。
美ギナーとしては、お話をうかがいながら、生きる気力を分けていただくような気持ちになる方です★

改めてのご案内となりますが、
2/23(日)午後3時~のギャラリートークでは
バイタリティーあふれる先生のお話が直にうかがえる機会となっています!
多くの作風の原点についてもお話くださるそうです♪

ぜひ皆様の御来廊をお待ちしております!
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