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坂部 隆芳展

2021.04.07
こんにちは♪
美ギナー おもち です

坂部隆芳展のご案内です。
6年ぶり4回目の個展となります。

トルコ・イスタンブールから故郷日本を思い、見つめながら制作活動を続け、
その作品群はパリ近代美術館をはじめ国内外の多くのコレクターから高い評価を得ております。
静寂の画面、独自の絵肌のベールからうっすらと浮かび上がる人物・動植物・風景にいたるまでの
慈愛に満ちたモチーフはそれぞれの心の深奥、
生き様や人間の営みといった時間さえも凝縮されるほどの極めて高い精神性が宿っています。
世界情勢が目まぐるしく変化を遂げる中、作品を通して何かを感じ取り、
考える一助にしていただけましたら幸甚です。



鹿膠と油絵具、金箔などで描く、独自のベールに包まれた作品たちを一部ご紹介いたします。



「just visiting this planet」145×145
展覧会タイトルにも採用されているこちら、
コロナ禍で世界が大変な状況になっているのを
先人たちが心配して「地球を訪問(=visit)」している、
というコンセプトとなっています。

ゴッホが不安げにこちらを覗いています。
地球を見つめる顔には口元は描かれないことで、
覗き見という意味と、物言わぬ故人であることを表現されているようです。



「Titanic」41×41
タイタニック、主人公ジャックがヒロインのローズを想いながら回想しているシーンを描いていらっしゃいます。
ジャックは凄惨な難破事件ののち、90歳まで生きていたそうです。
瞼に刻まれたのシワが時の経過を表し、
「亡くなる時に目をつぶって思い出す」姿は、祈りの表情にも通ずるものがあります。



「桜」45×45
老桜をモチーフに、
「生きること」を表現されました。

苔がむすほどの樹齢を経て、寿命を終えそうな樹のしだりも加え、
花の盛りではなく幹を中心にモチーフとされました。
生命の終わりを以て、逆に生きるということを緻密な描写で描いています。




「来迎図」120×60



「真魚」
高野山を開いた空海の幼名を真魚といいます。
奈良時代、繰り返す遷都で人々の暮らしは不安定でした。
誰もが救いを求めていた頃、仏教が花開きます。
混乱の現世に、救世主を待つのはまさに私たちの今日の姿をうつしているようです。



「利休」「武田信玄」


坂部先生は、作品のなかに過去の救世主や偉人たちを取り上げて、時間を画面へと投影させていらっしゃいます。
作家として展示作品を通じて祈りを捧げる絵を描くことに繋がるのでしょう。

このような不安続きのご時世ではありますが、
心休まる一時をお過ごいただければ幸いです。



坂部 隆芳展
just visiting this planet
天孫降臨・来迎・救世
会期:2021年3月31日(水)~4月13日(火)
※最終日は午後4時閉場
※営業日、営業時間は変更になる場合がございます

お電話でのご用命も承っております。
ご要望の際はお気軽に大阪高島屋美術画廊までお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ先:06ー6631ー1101(代表)6階美術画廊
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【略歴】
1953年 静岡県に生まれる
1974年 日本大学芸術学部デザイン科卒業
1977年 渡仏(~‘06)
1978年 パリ国立美術学校(E(´)cole des Beaux arts)入学
1982年 個展(ブルーマンダール市役所/オランダ)
ラ・セル・サンクル市賞展絵画部門最優秀賞受賞(フランス)
ビジール城絵画コンクール絵画部門最優秀賞受賞(フランス)
1983年 個展(ポールギャール城/フランス)
FIAC83(ギャラリーフレッドウ ランゼンベルグ/パリ)
ポール・ルイ・ウェレー肖像画賞最優秀賞受賞(パリアカデミーフランセーズ)
アートフェアー アート・バーゼル出品(スイス)
1986年 個展(東京銀行/パリ)
1994年 個展(ギャラリーヴァニュクセム/パリ)
1995年 個展(ギャラリーフレッドゥ ランゼンベルグ/ブリュッセル・同 ’01、’03)
1997年 人類自然博物館(パリ)にてグループ展
1998年 アートフェアー(ギャラリーフレッドウ ランゼンベルグ/ブリュッセル)
FIAC98(ギャラリーフレッドウ ランゼンベルグ/パリ)
1999年 坂部隆芳展(画廊 大千/大阪・2000~’02、’04、’06~’08、’10~’12、’14)
寺田コレクション秀作展 Part1出品(東京オペラシティ アートギャラリー)
2001年 FIAC01(ギャラリーフレッドウ ランゼンベルグ/パリ)
006 人のかたち ─ 寺田コレクションより(東京オペラシティ アートギャラリー)
ギャラリー ポアレル(ナンシー)にてグループ展
2002年 坂部隆芳 四半世紀軌跡展(大阪府立現代美術センター)(京都府京都文化博物館)
2003年 FIAC03(ギャラリーフレッドウ ランゼンベルグ/パリ)
2004年 個展(ギャラリーアリス モガブガッブ/ベイルート 同’07、’10、’13)
2005年 「寺田小太郎の眼から 心の風景」展出品(川越市立美術館)
2006年 イスタンブールに移住
アート マイアミ(ギャラリーアリス モガブガッブ)
2008年 髙島屋美術部創設百年記念展 パリ、創りあげた30年の美-坂部隆芳展
(髙島屋/大阪、東京日本橋、横浜、新宿)
ギャラリーアリス モガブガッブ(ベイルート)にてグループ展
2010年 アート パリ(ギャラリーアリス モガブガッブ 同’12)
2012年 坂部隆芳展-日本-(高島屋/大阪、新宿)
2012年 ザ・マルマラ・ペラ・ホテル(イスタンブール)にてグループ展
2015年 「坂部隆芳展-かすかな揺らぎ-」(髙島屋/大阪、東京日本橋、新宿、名古屋)
2016年 「Timeless2016-伝統の展開とその美意識」(髙島屋/京都、東京日本橋、大阪、横浜)
2017年 個展(C.E.Pギャラリー/イスタンブール 同’18)
コンテンポラリー・イスタンブール アートフェア―(C.E.Pギャラリー/イスタンブール)
2019年 「Timeless2019-伝統の展開とその美意識」(髙島屋/京都、東京日本橋、大阪、横浜)

《 主な作品所蔵 》
パリ近代美術館、ラ・セル・サンクル市(フランス)、サンモール市(フランス)、
フランス政府、東京オペラシティアートギャラリー寺田コレクション




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